改めて考えてみると…「コミックマーケット66」商業編


人づてやらサイトづてやらでしか状況が伺えないのですが、私が思ったことを述べます。
何が起こったかは各ニュースサイトを参照してもらうとして、行かなくて良かったのかもしれないと思ってしまった自分がいる。もちろん、そのときは自分の財力の無さに感謝してしまうのだが…。


企業ブースで並んでいる時に自分が欲しいがために無理に人の群れを掻き分けようとして、人を殺しそうになってもグッズがいるかと。
ものによると答えよう。しかし、それが無料配布だったら、配る数は知れてるんだから、もらえなかった時はもらえなかった時だと思って、無理はしないと思う。八月*1の無料配布ならなおさらだ。ユーザーハガキ登録してあれば、体験版と冊子は気がついたときに届いているし、ましてや今回の場合、今月中に製品が出るじゃないか。
並んでまで、人の群れを形成してまで、人を殺してまで、いるとは思えんな。


あくまでも八月の場合をあげたが、他の企業もわりと似たようなことは言える。主にソフトハウス系はいつからか、通信販売を行うようになってくれたし、ユーザーハガキさえ送り返していれば体験版やら冊子やらが届くところは増えているし、それどころか体験版ごとダウンロードできるようになってきている。


まだまだ企業ブースが参加者としての立場をわきまえていないのではないかと思ってしまうが、企業ブースだからこそそんなことが起きないための手段は考えてあるはずだ。全く考えてないわけではないと思う。企業側だって、人が来るのはありがたくても、人が死ぬのは嫌なはずだ。それに人が多く来すぎても全員を相手できるわけではない。どんな能力・経験を持っていようと限界は絶対にある。そこで客だと言い張る人はじゃあよりマシな対処の仕方を考えられるか?おそらく、それは無理で、たぶんこういう屁理屈を返してくるかもしれない。「企業側として立って、そういったことをしようと決めたのだろう?だったら、ちゃんとしてくれ。」と。
本来の定義では、参加者は好きなだけ作って、好きなだけ売ることができるものだ。いちいちコミケという会場でユーザーのニーズに答えまくる必要はない。ところがそこで企業側があくまでも企業として立っているのだから、混乱してくるのかもしれない。

企業側はあくまでも企業として動いている。そうなってくるとユーザーのニーズにはなるべく答えなければならないと思ってしまい、そのために、コミケ前後に通販制度を施行しようとしているところが増えてきているのではないのか?


中には、「現場に行って買ってこそ意味があるのだ」と思っている人もいるだろうし、「早く手に入れたい」と思ってる人もいるとは思う。実際、それくらいしか企業ブースに並ぶ理由ってないような気がする。


手に入る分には一緒じゃないのか?2年前はその考えにたどり着かなかったが、今なら思ってしまう。特に企業においては。


あくまでも私の考えであって、押し付けようという気はない。ただ、あくまでもそう思っているだけである。

*1:言うまでも無いかもしれないが、オーガストのこと。